公演イベントレポート

野外ステージで楽しむ「下町DONどん祭り」

公演日2017年7月21日(金)
公演タイトル下町DONどん祭り2017
実施場所上野公園不忍池水上音楽堂

「キッズフェスタ2017」実行委員会  山田 隆

関東地方の梅雨も明けた七月二十一日の金曜日、今年も上野水上音楽堂で『下町DONどん祭り2017』がおこなわれました。毎年七月中旬から約一ヶ月間続く「うえの夏まつり」の一つでもあり、荒馬座が地元子ども劇場の親子や地域の方々で創る夏のイベントとして、すっかりお馴染みになってきました。暑い夏の夜に、大人はビールを飲みながら子どもは縁日気分も楽しめる、荒馬座でもチョット特殊な野外公演でもあります。
 第一部は、恒例の足立東高校和太鼓部のぶち合わせ太鼓、汐見・小松川どんどこ会による中野七頭舞・よっちょれ・南中ソーラン、地元子ども劇場の親子で参加する手作り獅子による獅子舞、最後にワークショップ参加者実行委員会と荒馬座による沖縄のエイサー。そして第二部は荒馬座公演、江戸の火消しの出初式の「はしご乗り」から始まり、「樽ばやし」・「虎舞」・「荒馬踊り」・「花笠おどり」・「竿灯」、最後に昇殿から道化、サントコへと続く「ぶち合わせ太鼓」と、今年も大盛況のうちに終えました。


 今年の荒馬座は創立五十周年記念公演の真最中で、実は「下町DONどん祭り、どうする?」そんな声も当初はありましたが、荒馬座とコラボするようになって今年で九回目、「今年も下町DONどん、楽しみにしています!」そんな声も強く、継続することの大切さを再認識しました。五十周年足立公演が終わった三月末から地元子ども劇場のスタッフと北千住「やすらぎの会」の準座員を中心に実行委員会を始めました。今回は、例年通りに子どもたちの踊りや高校生の太鼓、また三年続けている「エイサー」は経験者を中心にさらに稽古して、第一部の舞台で披露しました。第二部の荒馬座公演は、五十周年記念公演とはまた別の演目を構成してもらい、とても好評でした。
 平和で戦争のない世の中であることへの荒馬座の願いは変わりませんが、お酒が入っているからでしょうか?この公演の独特の盛り上がりを、来年はぜひ皆さんも経験してみてはいかがですか?
 

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