公演イベントレポート

未来へつながれこばとの輪—風に願いを 水に願いを

公演実施日2018年11月25日(日)
公演タイトル『ふじみ愛育会』創立40周年記念荒馬座公演
『未来へつながれこばとの輪—風に願いを 水に願いを』
実施場所キラリ☆ふじみ(富士見市民文化会館)メインホール

TEXT:こばと保育園 大谷 優子

 この記念公演を機に、こばと・ふじみ野・勝瀬こばと保育園の三園の絆をもう一度確かめ合い、これからもずっと安心してどろんこあそびがたっぷりできるような町や保育園でありたいという思いを込めて「風に願いを水に願いを」という第一部のテーマを決めました。

三園の年長児・職員・保護者OBによる第一部。「♪風に願いを水に願いを〜霊山廻り打ち」は、福島県霊山町の復興のため生まれた曲です。二年半前に台風九号で川が氾濫して、勝瀬こばと保育園は床上浸水、園児はゴムボートで救助されました。子どもたちを育てる風や水が、百年先までずっと優しくきれいであってほしいという願いは、富士見市も福島も同じです。少し難しいテーマのようにも思いましたが、子どもたちは、思った以上にその歌詞の意味を素直に受け止めていました。「♪風よあの人たちに伝えておくれ」その歌声は、まさに未来に向かって流れる風のようでした。

「霊山廻り打ち」では、三つの保育園が次第に大きなひとつの輪になり、力強く固い絆のスクラムが組まれました。「虎舞」では、大きな虎たちが「シャンシャン!」と呼ぶと、会場あちらこちらから五十四頭の子虎が登場、元気いっぱい跳ねまわりました。最後に、総勢百十一名で肩を組み叫んだ「未来へつながれ!みんなの輪!!」会場のみんながひとつになった瞬間でした。やった!やりきった!大きな虹が架かったような晴ればれとした気持ちになりました。

 約一年間、たくさんの方々のお力をお借りして準備を進めてきました。会議、練習を重ねる中で、三園職員だけでなく愛育会を支えてくださっている皆さんとの絆が生まれたこと。当日のみんなの笑顔。胸に残る記念公演となったことを荒馬座に深く感謝しています。

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