ぶち合わせ太鼓

元々は、三浦半島の先端にある海南神社の祭礼のときに叩かれている太鼓で、その昔漁師たちが村ごとに大漁を祈り、競い合って太鼓を叩き合います。
勝った方にはその年の大漁が約束され、負けた側は太鼓の皮を破られ海に投げれ入れられてしまうという言い伝えもあるほど、豊漁を願い村中で心ひとつにして叩かれていた太鼓です。

▼太鼓民舞教室の様子

教室写真
荒馬座で舞台化したものは、「昇殿」「道化」「サントコ」とある中で、主に「サントコ」の部分を上演します。大漁を祝って、漁師のたくましさ・力強さ、叩く人皆が(小太鼓も含めて)力を合わせ気持ちをひとつにします。
声をかけ合いながら叩くこと、大太鼓の三人が競い合い個性を生かしながらひとつの太鼓として作り上げる『和』を大切にして叩いています。